「懐譚嗣同先生」自解

祖国(清朝)の屋台骨がぐらぐらになった丁度そのとき
天はあなたを地上に下した。
平生の志す所は昼夜をわかたぬ仁の実践だった。

光緒帝の朝廷は残念ながら尭舜に遠く及ばないと感じ、
寺に篭って仏教や墨家の真理探求に耽ったこともあった。

変法派の康有為らと奔走した戊戌維新は潰えて、若き俊秀は殺され、
「垂簾聴政」の西太后は政変を起こして国家滅亡への道が開かれた。

あなたが衝決しようとした旧社会の束縛は容易には断ち切れず、
北京宣武門外の菜市口で刑死したあなたの鮮血は今なお生々しい。



●記録者 堂島屋 [ppp16038.win.or.jp]
●記録日 07/02(木)13:19

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