<采桑子>観向井千秋女士宇宙飛行

無重力処翻筋斗,
起也浮遊,
落也浮遊,
莫憂上下(石+並)痛頭。

渺茫海陸眼下過,
頃刻一周,
片刻一周,
不舎昼夜繞地球。

注:
○翻筋斗:宙返りする。「宙返り何回もできる無重力」との女史
 の句を思い浮かべながら書いてみた。
○(石+並):ぶつかる。小生のワープロに入っていない漢字。
○不舎昼夜:『論語・子○第九』子在川上曰,逝者如斯夫,不舎昼夜。

訳:
無重力の中で宙返りする。
飛び上がる時も浮き、
落下する時も浮いているから、
上下(天井と床)にぶつかって、頭が痛くなる心配はない。

渺茫たる海、陸は目の下を過ぎ去り、
たちまちに一周、
片時に一周、
昼夜無く、地球をぐるぐる回る。


●記録者 河東 [yhma1071.bekkoame.ne.jp]
●記録日 01/12(火)20:30

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