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風雅川柳

はる/みお 両吟


風雅川柳とは、全部で16文字の歌を、音楽のフーガ(遁走曲)のように
尻取り形式でつなげた連歌です。16文字は正方形に並べたときに
上→下 と 左→右 が同じになっていないといけません。
下の実例を見るとすぐに作り方が分かるでしょう。
皆様も、一つ試してみて下さい。

フーガの技法2(超絶技法幻想即興曲)を聴く

フーガの技法3(千夜一夜物語)を聴く


フーガの技法1

ゆうだち   夕立うなるよだるいが千代紙
うなるよ   (みお)
だるいが   
ちよがみ

ちよには   千代には良き日と新妻鳩待つ
よきひと   (はる)
にひつま    
はとまつ

はとまつ   鳩待つ年月松を見月見て 
としつき   (みお)
まつをみ   
つきみて

つきみて   月見てキスあれ見上げて照れてる
きすあれ   (はる)
みあげて
てれてる

てれてる    照れてる歴史家弟子見てルカ伝 
れきしか    (みお)
でしみて   
るかでん

るかよみ    ルカ読み神様夜覚めて身待てど
かみさま    (はる)
よさめて
みまてど

かみさま    神様三日月授くか巻き狩り
みかずき    (みお)
さずくか   
まきかり

みかつき    三日月欠けず見続く夜きみ美し
かけずみ   (はる)
つずくよ
きみよし

きみよし   君佳し皆見ろ夜道が白金 
みなみろ   (みお)
よみちが
しろがね

しろかね   白金蝋立て語る間寝て待つ
ろうたて   (はる)
かたるま   
ねてまつ   

ろうたて   蝋立てうたた寝ただ今朝で寝覚め
うたたね   (みお)
たたけさ
てねさめ

うたたね   うたたね楽しや確かに寝屋にて
たのしや   (はる)
たしかに
ねやにて

ねやにて   寝屋にてやさしい虹見し亭主 
やさしい   (みお)
にじみし
ていしゅ

やさしい   優しい捌きの指揮ぶり祈りて 
さばきの   (はる)
しきぶり
いのりて