投句: | 曽我部香之、秋山陽子、長谷川純子、野々山宏美、坂口久美子、飯野純子、八木香織、吉安礼奈、中村真由美、河村真紀子、岸陽子、浅野育子、伊藤みどり、小林奈々、浜本恵子、須藤かおり |
選句: | 坂口久美子、岸陽子、浜本恵子、野々山宏美、小林奈々、吉安礼奈、長谷川純子、八木香織、須藤かおり、飯野純子、曽我部香之、浅野育子、秋山陽子、伊藤みどり、中村真由美、河村真紀子 |
学生の 最後の夏に 海行こう 曽我部香之
岸陽子(地): | 今年で最後の長い夏休みがなくなってしまうと考えると悲しくなってきますが、夏はやっぱり海だよね。 |
飯野純子(天): | 私も海に行きたいーーー!! |
秋山陽子(天): | 今年は学生生活最後なので、その夏休みには海に行きたいという気持ちはよく分かるし、それがとてもよく伝わってきました。 |
河村真紀子(天): | 学生生活も最後なので、海でたくさん遊びたいです。 |
夏の風 花火の音を 連れてくる 吉安礼奈
坂口久美子(人): | 夏はあちらこちらで花火大会があることでしょう。 そんな風景が伝わってきます。 そんな花火の音を聞くと、心が弾んできます。 |
野々山宏美(天): | 去年、浴衣を着て江戸川の花火大会に行ったのを思いだした。 また今年も行きたい。 全体的にさらりとしていて、キレイな句だった。 |
長谷川純子(天): | 夏はじめじめしてあまり好きではないが、花火は夏しか見れず今から楽しみだから。 |
浅野育子(天): | 夏の風が花火も一緒に連れてくる感じが、とても夏が来るぞという感じでいい。 |
お祭りで 屋台見渡す 浴衣美人 中村真由美
坂口久美子(天): | 屋台と浴衣で夏の楽しげなお祭りの風景が思い浮かびます。 浴衣の女性がどこの屋台に行こうか迷っているようです。 その後ろ姿はきっと美しいでしょう。 |
小林奈々(天): | お祭りで、なんといっても楽しみなのは屋台なので、浴衣を着てきれいにしても結局食べることに集中してしまう気持ちがよくわかり共感しました。 |
飯野純子(人): | すごくきれいな句だとおもった。 |
秋山陽子(人): | この句を詠んだとき、情景がうかんできたのでいいと思いました。 |
梅雨の時期 空も心も 曇り空 長谷川純子
吉安礼奈(天): | 梅雨が訪れると、空だけでなく、心もなんとなく憂うつな気持ちになってしまうというのがよくあらわれていていいとおもいました。 |
八木香織(地): | 私も梅雨の季節が嫌いなので共感が持てた。。梅雨の悩みと言えばやっぱ髪の毛だと思う。 |
曽我部香之(人): | 梅雨の憂うつさが、明確にあらわれている句だと おもった。 |
浅野育子(地): |
旅の夜 涼しさ漂う 風鈴の音 浅野育子
浜本恵子(地): | 旅の夜と風鈴の音のかけあいがすてきです。 |
野々山宏美(地): | 風鈴の音を聞くと夏だなあ、と思う。麦茶飲みながら、うちわ片手に夕涼みしたくなる句でした。 |
須藤かおり(天): | 暑い夜でも、風鈴の音を聞けば暑さも吹っ飛び、すがすがしい気分になれる気持ちがわかる。 |
眠りから 暑さで目覚める 夏の朝 飯野純子
長谷川純子(地): | 一言で言うと「同感」という感じである。夜も暑くて眠れないし、朝も暑くて寝ていられないし、今考えただけでいやである。日本の夏がからっとしていればいいのにな。 |
曽我部香之(地): | もうすぐくるいやな季節を想像してしまいました |
秋山陽子(地): | 夏の朝の起きたときの感じがとても伝わってきて、とても良いとおもいました。 |
背に受ける 熱い眼差し 紫外線 野々山宏美
伊藤みどり(天): | 紫外線にはわたしもこまっています。 |
中村真由美(天): | この句は夏には欠かせない句だとおもう。紫外線には十分気を付けたい。 |
梅雨の時期 髪の毛うねり 最悪だ 秋山陽子
長谷川純子(人): | この句も「同感」である。夜一所懸命ドライヤーをやっても次の日雨だとすぐ湿気に弱い私の髪の毛はうねってしまう。 |
飯野純子(地): | 髪の毛のうねりが嫌な気持ちが伝わって来た。 |
曽我部香之(天): | 詠むだけで湿気を感じてきそうないい意味でヤな句 だとおもいました |
半袖の 似合う季節 職活動 伊藤みどり
岸陽子(天): | スーツを着るとひきしまりますが、あまりよい季節という感じではないですよね。7月いっぱいはがんばりましょう。 |
にきびかな 若くはないよ ふきでもの 岸陽子
浜本恵子(人): | コメディっぽくておもしろく、ゆかいになる一句でした。 |
吉安礼奈(地): | にきびができるといやで、でもこれはふきでものかもと思うことがあるので選らんでみました。 |
好きなもの みつけたじぶん 好きなりし 浜本恵子
八木香織(天): | 最後の「好きなりし」という言葉がかっこいいと思う。好きなことを見つけられた喜びが伝わってくるような気がする |
虫たちも 安らぎ探しに 旅に出る 小林奈々
浜本恵子(天): | 虫たちも安らぎを探すというところに、 なにか現代らしいものを感んじました。 |
並木道 色染替えて 春模様 浜本恵子
坂口久美子(地): | どこまでもずっと続いていく規則正しい並木道、 という印象をもちました。 木も色を変えて、まるで衣更えのようです。 |
夏が来て 虫たち向日葵 大喜び 長谷川純子
八木香織(人): | きれいな俳句だと思った。季語とかもちゃんと書いてあって夏が街が待ちどうしくなる気に読者がされられると思う。 |
夏が来る 余計に太る この体 八木香織
野々山宏美(人): | 全くそのとおりです。ただでさえ露出のおおくなるこの季節に何で、と言いたくなるほど夏は太る。夏までにダイエットしようとしても、意志が弱くて必ず失敗する。 |