投句: | 鞠、素蘭、芳生、柊、素人、白馬、馬客、松風子、英治、童奈、春愁、治男、愛子、ミヌ、康、丹仙 |
選句: | 春愁、鞠、芳生、英治、素人、ミヌ、柊、松風子、童奈、治男、愛子、馬客、素蘭、康、丹仙 |
三山に雲一つなし若菜摘む 芳生
若菜粥炊きをき朝のミサに行く 康
若菜粥ととのへられて四畳半 英治
初日の出撮るや心に燃ゆるもの 治男
百態の虎飛び込むや大旦 愛子
籠若菜ゆふべ標野にひろふ夢 素蘭
若菜籠水面に解けばみな浮けり 愛子
元日や友に変わりのなきを知る 素人
若菜摘むひとありてこそ青き空 白馬
歌留多会させほむすめは射程内 素蘭
着ぶくれて向かふ入学試験場 柊
老斑の手のしなやかなるや歌がるた 愛子
取り取られ国訛飛ぶ歌留多取り 鞠
若菜摘む人幻に今日の雪 馬客
一月一日私地球市民です 素蘭
髪ながき姫舞ひ給へ歌がるた 丹仙
旧暦で貰ふも宜し初便り 丹仙
添書きはお元気ですか屠蘇を祝ぐ 英治
寒禽の絶叫ひとつ谷間より 柊
はからずも責め負ひにけり薺粥 丹仙
読み声は母の記憶やかるた会 春愁