投句: | 重陽、楽千、葉子、涙笑、木菟、悠久子、雲外、はる |
選句: | 涙笑、楽千、葉子、松、重陽、香世、木菟、雲外、悠久子 |
恋猫の嘆き聞きつつチョコを割り 葉子
本命に非ずのどかに贈らるゝ 木菟
テレビ見るより聴いてゐる風邪ごこち 悠久子
ものなべて丸みおびたり春の雪 葉子
いまさらにこひのねつかやかぜごごち 楽千
試験子に 届きしチョコと 風邪薬 雲外
如月や 事典溢れる 我が几案 雲外
春蒼穹 行人絡繹 凱旋門 雲外
早春の女は淡き香に染まる 木菟
受験場の屋根にゃカラスの官苦郎 楽千
大けやき地に寒空に在りにける 重陽
モノトーンに雪とめどなし色も無く 重陽
黄水仙添へて優雅に渡すべし 悠久子
風邪薬くすりくすくすズル休み はる
風邪籠もり妻もたまには優しくて 葉子