投句: | 松風子、白馬、芳生、鞠、ぽぽな、馬客、英治、治男、春愁、愛子、素人、素蘭、明子 |
選句: | 芳生、英治、白馬、ぽぽな、鞠、素蘭、馬客、治男、愛子、明子、松風子 |
湯あがりの浴衣の吾子の大人めく 素人
缶ビール開けてこれから私の夜 明子
転勤を言はれ注がるる麦酒かな 英治
塵労の一と日の暮れて麦酒酌む 芳生
客はみな同じ柄なり宿浴衣 春愁
名前また間違えられているビール ぽぽな
八本の足の儚さ夏の月 ぽぽな
半年の余命もみえて夏の果 素人
快気祝ぐノンアルコールの麦酒もて 鞠
拗ねる子の浴衣の藍に夕暮れ来 ぽぽな
縫いたもう母懐かしき古浴衣 馬客
八卦見に八本のあし半夏生 英治
無為の日もけふの終りとビール干す 愛子
浴衣佳き傘寿喜寿古稀の三姉妹 鞠
やはらかき鮹の頭の涼しさよ 松風子
祝杯の麦酒五臓の奥にまで 松風子
ややこしいことはさておき生麦酒 春愁
ブブゼラや予想当たつてたこ踊り 春愁