投句: | 松風子、素蘭、芳生、鞠、翔河川、白馬、水、柊、英治、明子、馬客、素人、あや、春愁、丹仙 |
選句: | 鞠、芳生、柊、英治、水、白馬、馬客、あや、春愁、素人、明子、素蘭、翔河川、丹仙 |
峠越す野猿の群へ初時雨 鞠
紅引いて媚びを覚ゆる七五三 松風子
小春日や三百六十五連休 馬客
さらはれし子の海底の七五三 英治
函迫は曾祖母譲り七五三 鞠
小面の翳ある微笑初しぐれ 春愁
初時雨スカイツリーに巷の灯に 馬客
初しぐれ大河をくだる砂利の舟 素人
初しぐれ納戸の奥の切支丹 丹仙
分骨の京の大寺初しぐれ 柊
おぶはれて手から離さぬ千歳飴 柊
親となり異郷でさがす千歳飴 あや
鴨とゐて鴨とひねもす恙なく 春愁
じやんけんで石段上る子七五三 明子
誰がために働くものぞ小雪降る 松風子
槙を剪り欅を剪れば初しぐれ 英治
彼方より葉音近づく初時雨 松風子
神主の人待ち顔や七五三 馬客
けんめいに石段上り七五三 翔河川
急ぎをれば気づかぬほどの初時雨 明子
湯豆腐や労ひ合ひてサラリーマン 英治
七五三大きくなったものですね 白馬
翁塚詣でし帰路の初時雨 芳生
遠富士のさやかに見えて七五三 芳生