投句: | 楽千、白馬、素蘭、英治、柊、馬客、春愁、潮音、愛子、あや、素人、秋童子、芳生、翔河川、丹仙 |
選句: | 白馬、楽千、芳生、翔河川、春愁、素蘭、英治、柊、秋童子、あや、馬客、愛子、素人、潮音、丹仙 |
さりげなき父母の励まし雪の朝 素人
日めくりの端がちぎれて小正月 潮音
歌会始め人様々に麗しき 丹仙
小正月山のあくびが田にうつり 潮音
召し歌の余韻嫋々御歌会 愛子
小正月年初の誓いはや遠く 翔河川
それなりに生きて落第生なりき 楽千
歌会始朗詠四方の雲散らし 芳生
目出度さもどこかゆるりや小正月 あや
仮の世を仮に祝うて女正月 春愁
いにしへの科挙の名残の寒気かな 素蘭
畏まり歌会始人恋ふる 楽千
卒寿まで四千日の雑煮かな 芳生
千代の松歌会始厳かに 春愁
道の辺の神華やかに小正月 芳生
予備校に合否システム寒四朗 愛子
宮殿に伸びらかな声歌はじめ 柊
麻雀の女声する小正月 柊
世はもはや株価を追へり小正月 英治
古の調べ歌会始かな 秋童子
戦没の人に祈りて歌会始 丹仙
空を飛ぶ光のうさぎ小正月 潮音
俳諧は旧暦モード小正月 素蘭
母は厨嫁ら談笑小正月 馬客
真ん中に呉須の大皿女正月 愛子
朗々と歌会始の入選歌 素人