投句: | 楽千、素蘭、白馬、松風子、春愁、素人、英治、秋童子、馬客、明子、翔河川、丹仙 |
選句: | 楽千、素蘭、鈴居、英治、翔河川、明子、丹仙 |
一列に並ぶ羅漢や冴返る 楽千
絵踏して俸給取りをながらふる 英治
潮鳴りや絵踏せし世も今の世も 春愁
絵を踏みし外海の里よ春浅し 秋童子
暮れなずむ空に富士の嶺冴返る 秋童子
磨り減りて淡し踏絵のマリア像 明子
独裁のここに極まる余寒かな 秋童子
武蔵野の親族同胞寒戻る 素蘭
骨肉は相食むものぞ春まだき 素蘭
転びまた歩いて倒る絵踏かな 松風子
友逝くと告げるメールや冴返る 素人
異国より二月礼者の殺意かな 松風子
冴え返るなれど曇りなきがらすびん 翔河川
第二志望のみの歩みや冴返る 英治