投句: | 素蘭、楽千、白馬、鈴居、春愁、素人、明子、松風子、丹仙、英治、翔河川 |
選句: | 楽千、英治、素人、白馬、鈴居、素蘭、松風子、明子、丹仙 |
山茶花や昔この家に三姉妹 楽千
立冬や多摩の遠山近づきぬ 松風子
鬼ごつこして子のマスク皆顎に 明子
龍笛の一聲空を冬来る 素蘭
冬に入る武蔵野は日に恵まれて 明子
山茶花のざっくばらんに散りにけり 松風子
マスクして目と目で交わす見舞ひかな 丹仙
血圧の一喜一憂冬に入る 春愁
山茶花や作務衣の僧の庭を掃く 素人
木洩れ日のごとく山茶花散りぬべし 素蘭
白さざんか微熱が通る鼻の孔 春愁
白妙のマスクの君やバスを待つ 素蘭
触れたれば山茶花瞬く間に崩れ 明子