投句: | 楽千、白馬、素蘭、英治、殆繁、春愁、秋童子、翔河川、明子、丹仙 |
選句: | 春愁、英治、秋童子、素蘭、翔河川、白馬、明子、丹仙 |
僧の子も神主の子もクリスマス 英治
日も月も我も旅人年惜しむ 丹仙
寂光に躓く女臘八会 楽千
手帳には記号あれこれ年惜しむ 楽千
臘八の粥の微かな酒の香よ 明子
杉しきことばかりなれども定炉しむ 殆繁
去ぬる年モナリザの皺なほ深む 春愁
ニコライの鐘聞く坂やクリスマス 楽千
宝刀は抜くべし聖樹仰ぐべし 素蘭
豊漁も豊作もなく臘八会 翔河川
仮定法過去もて惜しむ今年かな 素蘭
歳時記のめくれを直し年惜しむ 明子
しばらくは無言のふたりノエルの夜 春愁
のつそりと猫の出てゆく臘八会 英治
マ梭ノをスKへてリ揩髮゙の咄 殆繁