第265回桃李2月定例句会披講

選句方法:天地人方式(各3、2、1点)
兼題:大雪、節分、平昌五輪(不言題)

兼題T 大雪
兼題U 節分
兼題V 平昌五輪(不言題)

2月12日 (月) 投句開始
2月19日(月) 投句締切 翌日選句開始
2月26日(月) 選句締切り 
2月27日(火) 披講

投句: 素蘭、白馬、楽千、翔河川、春愁、素人、秋童子、丹仙
選句: 楽千、英治、秋童子、素蘭、翔河川、丹仙

披講

・8点句

なやらひや少し開けおく裏鬼門  春愁
<楽千(地)>
鬼を逃がす道か、お父さんの帰り道か。

<英治(天)>


<素蘭(天)>
風水ですね。。。。。。。


・6点句

どの瘤が吾の愛車か雪深し  春愁
<秋童子(地)>
まさしく瘤ですね。

<素蘭(地)>
唖然呆然と…

<丹仙(地)>
大雪の題詠にふさわしい句。


・4点句

まなかひにかかる焔や氷に競ふ  素蘭
<翔河川(人)>


<丹仙(天)>
句の音が優雅でありながら内に熱情を秘めているあたり、「氷に競ふ」フィギュア・スケートの心をよくとらえていると思いました。


・3点句

鬼遣らい弓弦の宮司的を射る  丹仙
<楽千(天)>
長年の行事を務め今やベテランの域。

節分や手に余したる豆の数  白馬
<翔河川(天)>


節分や昔は食えた歳の数  秋童子
<素蘭(人)>
私的には今や拷問に近い。

<翔河川(地)>


どかと降る雪の重さや春まだき  素蘭
<秋童子(天)>
今年は特に。


・2点句

大雪や古家軋みて静まりぬ  楽千
<英治(地)>



・1点句

大雪の去りて弦張る月清し  白馬
<丹仙(人)>
景の雄大さが気に入りました。

大雪も熊の眠りに変わりなく  翔河川
<秋童子(人)>
確かに。

節分や慣はししかと守る家  素人
<英治(人)>


氷上の挫折の果ての連覇かな  秋童子
<楽千(人)>
金メダルは1%の才能と99パーセントの挫折によってもたらされる。