投句: | 楽千、英治、素蘭、春愁、鈴居、翔河川、秋童子、松風子、明子、丹仙 |
選句: | 英治、鈴居、秋童子、楽千、春愁、翔河川、松風子、素蘭、明子、丹仙 |
流さるる河童のゆくへ夏水禍 春愁
手をかざす人影とおき暑さかな 松風子
ご破算に出来ぬ人生秋出水 楽千
平成の御代を見送る禊かな 英治
悪しき世の悪事繕う禊かな 秋童子
出水川鮒も目高も生き延びよ 翔河川
出会ふ人ごとに暑さを嘆きたる 明子
暑き日の暑き夜半への家路かな 英治
大暑かな二人で一つ女傘 楽千
夏出水瓦礫の町の朝の弥撒 丹仙
守宮住む家流されし夏出水 翔河川
イオンまで1キロ潜らん火の禊 鈴居
磯長稜人影見えぬ大暑かな 丹仙
夏出水二階の窓が船着き場 翔河川