投句: | 楽千、しゐ、秋童子、素蘭、春愁、英治、実生、丹仙 |
選句: | 鈴居、実生、しゐ、白馬、秋童子、英治、春愁、素蘭、丹仙 |
春愁を刻みツツツツ心電図 春愁
戦なき御代の続くや春の雷 秋童子
春愁やジャズに紅茶に無駄話 英治
昭和より同居のままの亀鳴けり 英治
ややこしき節目に生まれ四月馬鹿 楽千
青春は土手の口笛春愁 楽千
春愁とは言い得て妙や夕間暮 しゐ
亀鳴くや津波の街の埋もれ消ゆ 秋童子
亀鳴けば三千世界起ちて醒む 丹仙
風説に朝日元年四月馬鹿 素蘭
居酒屋に雨宿り人亀鳴けり 楽千
春愁や明日なお見えぬ避難先 秋童子
何故だろう平成が急に愛おしい しゐ
平成は昨日のことか万愚節 丹仙