投句: | しゐ、楽千、素蘭、実生、秋童子、英治、翔河川、春愁、鈴居、丹仙 |
選句: | 英治、楽千、実生、しゐ、素蘭、翔河川、秋童子、鈴居、春愁、丹仙 |
横たわる母の頬骨冬日差す しゐ
冬晴れの用事なき身の遠出かな 英治
教皇とヒロシマナガサキ冬の雨 しゐ
闇汁を喰らうが如し大嘗祭 秋童子
寒晴れやあと幾歳まで生きやうか 春愁
冠者独り氷上に舞ふ愉楽かな 素蘭
冬晴の普通の日々を冒険す 翔河川
冬晴に埴輪作りし縄文人 翔河川
冬晴や今日はくつろぐ白き峰 秋童子
冷まじやしばし音なき大嘗祭 英治
冬晴れて背筋伸ばすや徘徊士 楽千
目眩めくルッツあざやか六花の精 春愁
冬晴やフランチェスコの時の鐘 丹仙