投句: | 春愁、水、白馬、素蘭、万歩、風子、鈴居、素人、英治、しゐ、やんま、秋童子、実生、翔河川、寿美子、明子、丹仙 |
選句: | 万歩、風子、白馬、翔河川、鈴居、英治、素蘭、しゐ、秋童子、実生、寿美子、春愁、明子、丹仙 |
梅雨明けて天地漲る生命かな 秋童子
現し世に薄目でもどる昼目覚 春愁
コロナの世ああ堂々の昼寝かな 秋童子
梅雨明や酒場の裏の忘れ傘 寿美子
白南風や音軽やかにプルトップ 春愁
昼寝してゐたり大樹に身をあづけ 明子
かけ違ふボタンそのまま溽暑かな 明子
建前と本音のはざま夏の陣 風子
梅雨明けて遠き山河の透明に やんま
梅雨明けの雷に地軸の傾けり 丹仙
夏五輪起立忘れし首相かな 丹仙
昼寝よし欠伸するなと師は講ず 水
金メダル予想あれこれ夜の秋 やんま
縁側の猫と並んで昼寝かな やんま
九天に鳴神在す希臘かな 素蘭
逆転をラジオの叫ぶ昼寝覚め 英治
さあ五輪されど五輪のプレオープン 鈴居
自転する水の惑星梅雨あがる 素蘭
ぬいぐるみしかと抱えて昼寝の子 素人
五つの輪只あるばかり西日の矢 白馬
忌まわしきことの数々梅雨明ける 素人
尻にくるサドルの熱さ梅雨明ける 翔河川
接種終へさて何をする梅雨の明け 英治
妻と猫つかずはなれず昼寝中 翔河川
梅雨明けてひっくりかえる猫の腹 白馬
無理なのに無理を重ねて蟻地獄 秋童子
わっわわぁ輪が五つ夏空高し 春愁