第325回桃李2月定例句会披講

下萌ゆる嬰の掌にはや運命線  春愁

＜素蘭（地）＞

頼もしそう。。

＜翔河川（地）＞

はや運命ずけられて

＜明子（天）＞

是非とも明るい未来を示唆する線でありますよう！

＜丹仙（人）＞

「運命線」がみえた嬰児、将来どんな人になるのでしょうか？

バレンタインデー亡き夫に生一本  寿美子

＜春愁（天）＞

作者は昭和人(びと)、何と言ってもチョコレートより生一本!!　特選!!

＜秋童子（地）＞

きっとこちらの方がお似合いなのでしょう。

＜明子（人）＞

甘い物よりお酒！という方だったのでしょう。

＜丹仙（地）＞

バレンタインの日にチョコレートを贈るよりも、亡夫が最も好きであったものを贈る方が、愛の日にふさわしいかも知れません。

下萌や救世観音の遊び足  寿美子

＜素蘭（天）＞

救世観音の遊び足、、何処へ？

＜丹仙（天）＞

長い間秘仏であった救世観音も、春の野に遊行する気分になるかも知れませんね。

下萌ゆる安全牌の捨てどころ  素蘭

＜寿美子（天）＞

私はいささか　おかしいのでしょうか？
安全牌が　憲法9条を連想してしまうのですが！

＜素人（地）＞

通ればリーチ逆転の芽も

＜春愁（人）＞

いよいよテンパイ、じっとリーチのときを待つ

胸奥に一輪の梅君逝けり  素蘭

＜春愁（地）＞

謹悼!

＜翔河川（天）＞

白梅でしょうか

下萌えの踏まれて青くにおいたつ  しゐ

＜秋童子（天）＞

下萌えの生命の強さを感じます

＜翔河川（人）＞

まだ柔らかで

下萌や芝の割目に土竜塚  丹仙

＜鈴居（天）＞

暖かくなってきました

下萌やどこかむずむずしてきたる  風子

＜実生（天）＞

春への期待と体が察する春。ふきのとうを採る。くしやみする。

赤銅の肌とサンバの謝肉祭  風子

＜素人（天）＞

リオデジャネイロ懐かしの日々

舌頭をショコラ千転バレンタイン  春愁

＜風子（天）＞

芭蕉の言葉がこんなところでお目にかかるとは、愉快極まりない。

人がみな動物となる謝肉祭  丹仙

＜素蘭（人）＞

鳥は囀り猫浮かれ鳴く春の、風物詩。

＜明子（地）＞

ほんの一時赦された、本能の発露ですね。

山の端に入り日もえなむ草萌る  鈴居

＜しゐ（天）＞

この季節独特の色彩が目に浮かぶ。

きな臭きニュースまみれや謝肉祭  寿美子

＜風子（人）＞

チャンネルを回せば戦争のことばかり。他のチャンネルは実況のリオのカーニバル。

＜実生（人）＞

戦争はやめてほしい。

下萌や馬の親子の駆け回る  素人

＜風子（地）＞

まっとうな一句。類想はありそう。気持ちの良い一句。

下萌やツーリングの身を投げ出せば  明子

＜しゐ（地）＞

その角度で初めて草の芽が視界に。

チョコ選ぶ五十回目のバレンタイン  明子

＜寿美子（人）＞

愛の日の自分のためのチョコレート

＜秋童子（人）＞

五十回目とは！

箱入りの今年のチョコは二粒や  鈴居

＜実生（地）＞

値上がりしたけど、2粒おいしいよ。

破天連の仮面の美学謝肉祭  素蘭

＜鈴居（地）＞

異国情緒

厄落ちて3年ぶりのカーニバル  鈴居

＜寿美子（地）＞

全く同感です

プールの日照れていただくチョコレート  実生

＜鈴居（人）＞

かわいい

＜しゐ（人）＞

かわいいっ！！

浮かぬ顔して職場へとバレンタイン  丹仙

＜素人（人）＞

義理チョコくらい貰えるだろか