投句: | 素蘭、寿美子、春愁、素人、白馬、風子、秋童子、翔河川、しゐ、明子、実生、ぽぽな、ヨアヒム、丹仙 |
選句: | 風子、寿美子、ヨアヒム、ぽぽな、秋童子、素人、しゐ、明子、春愁、白馬、素蘭、実生、翔河川、丹仙 |
小春日や白寿の母へ紅を刷く 春愁
水あれば水鏡して神の旅 ぽぽな
小春日の惑星残し詩人逝く ぽぽな
散もみぢ長押に鈍き釘隠し 春愁
小春日の干し菜の匂ひ暮れてなほ しゐ
神の旅機首はエデンの東向く 春愁
神の旅わが家の山の神もまた 素人
小春日や湯島に女男の坂三つ 素蘭
神の旅色なき風の中を行く 白馬
ちょっと来い親鳥が子を小春かな 実生
散紅葉遺影の夫と散策す 風子
散紅葉認知の母も微笑みて 秋童子
散紅葉踏まねばいけず先師の碑 寿美子
塗椀は波に兎図神の旅 明子
ビルの風ビルの渓谷散紅葉 ぽぽな
池の面を大地に仮装散紅葉 素人
眼帯を外せば小春日和かな 丹仙
小春日の手品子にすぐ見破られ 明子
自転する水の惑星神の旅 素蘭
神の旅能登は不在のままなるや 秋童子
紅葉散る坂道をなほ一歩づつ ヨアヒム