投句: | 風子、素人、寿美子、春愁、しゐ、白馬、素蘭、実生、ヨアヒム、翔河川、丹仙、明子、秋童子 |
選句: | 寿美子、風子、しゐ、素人、秋童子、翔河川、実生、素蘭、春愁、明子、ヨアヒム、丹仙 |
休耕田の風の饒舌青すすき 春愁
古古古古と国庫の竈羽抜鶏 素蘭
医師「イネ」の出自は四葩海のいろ 春愁
減反の果ての騒動五月闇 秋童子
聖堂は静まり返り額の花 ヨアヒム
四七日やあぢさいの色移ろへる1 寿美子
紫陽花や柴又今も寅のまち 明子
梅雨晴や一樹の蔭の去りがたき しゐ
夢一字きざむ墓石や梅雨晴れ間 寿美子
紫陽花の青一色に明月院 秋童子
春窮を今に令和の米不足 寿美子
古々米を旬の野菜と夏料理 ヨアヒム
梅雨晴や窓開け放ち部屋掃除 素人
紫陽花の提灯さげて雨の国へ しゐ
古古古米何やら悲し夏の膳 白馬
古古米の味はそこそこ豆ご飯 素人
梅雨晴の尾瀬の絶景独り占め 秋童子
梅雨晴や梢に楽し小鳥鳴く 白馬
水無月や縄文土器に古米盛る 丹仙