投句: | 富章、旅遊、重陽、戯子、好美、愛、裕美、めぐみ、未久、真由美、久美子、紗綾、妃呂乃、智子、千尋、麻美、和泉、美由紀、英子、梓、葉子、暁生、登美子、悠久子、池之端 |
選句: | 重陽、戯子、葉子、香世、めぐみ、好美、木菟、暁生、富章、悠久子、松、登美子 |
枇杷熟れて夕べは雨と決まりけり 旅遊
職退きし人かゆらりとあやめ見に 登美子
梅雨の闇盗人のごと老いは来て 葉子
朴散華墓に明智の紋所 旅遊
留守電に繋がるばかり梅雨じめり 悠久子
かたつむり アジサイの下で 雨宿り 未久
室内はコーヒーの香の梅雨最中 悠久子
噴水や葉擦れの音はあをき音 戯子
楽しいなあなたといっしょの雨宿り 真由美
梅雨晴やさざなみ三角にきらきら 登美子
我が場所はここぞと匂う栗の花 富章
花火見に 一緒に行きたい あの人と 久美子
海で飲むビールはかなりうまいんだ 英子
波打ちて鮎は緑の皿の上 悠久子
沼を黄に染めて河骨群れ咲きぬ 旅遊
若きらの一団白南風となり走る 登美子
初恋や貝のピアスの冴えにけり 池之端
暑い日に 日差しを見付けて 僕は咲く 好美
六月や早苗のひげの吹れをり 重陽