投句: | 好美、やんま、暁星、富章、葉子、重陽、旅遊、未久、愛、裕美、めぐみ、紗綾、梨英、妃呂乃、美由紀、英子、和泉、智子、千尋、真由美、久美子、麻美、香世、省吾、登美子、悠久子、池之端 |
選句: | やんま、重陽、香世、葉子、碁仇、省吾、木菟、暁生、絵馬、悠久子、登美子 |
痩せ猫と昼寝の僧の細きすね 葉子
羅や畳紙ほのかに香りゐて 葉子
サーファーに海傾きて入道雲 やんま
十薬や間遠になりし友の文 旅遊
ほのにほふ扇子のかたをみやりけり 重陽
荒梅雨や崩れし髷は負相撲 旅遊
蛍火のとぎれとぎれて闇のいろ 重陽
海彦と山彦がゐる走馬燈 悠久子
海行って でも見てるだけ泳ぎたい 智子
山の端で暑さにためらう月の顔 省吾
かき氷頭キンキンつらいです 麻美
洗濯機三杯分の帰省かな 香世
ドア閉めて街の炎暑を断ち切りぬ 登美子
夏祭り互いの浴衣にときめいて 千尋
波乗りの焼けた素肌に一目惚れ 千尋
花火燃ゆ人燃ゆ山の湖に 悠久子
夏の夜虫も囁く暑いとね 美由紀