名残表
十 右脳悩ます大魔方陣 茶墨 雑
> 十 右脳悩ます大魔方陣 茶墨 雑
すたすたと渡りゆきたり銀杏散る
> 十 右脳悩ます大魔方陣 茶墨 雑
名残裏 初句募集 : 丹仙(103/3/29 11:00)
Re:名残裏 初句募集 : 茉莉花(103/3/29 11:19)
名残裏初句は「半世紀語るつれづれ去来の忌」 : 丹仙(103/3/29 12:08)
Re:名残裏 初句募集 : 茶墨(103/3/29 11:48)
Re:名残裏 初句募集 : 真奈(103/3/29 11:53)
Re:名残裏 初句募集 : 茉莉花(103/3/29 12:07)
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Root
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名残裏 初句募集
折立 震災を悼むともしび雪地蔵 丹仙 晩冬 雪 釈教
二 六甲おろし遠汽笛鳴る 真奈 三冬
三 颯爽と応援の旗打ち振りて 浮遊軒 雑
四 夢な忘れそ明日は旅立ち 庚申堂 旅
五 年たけてまた相見むと交はす文 馬客 恋
六 愛の連結ゆるやかに解き あずき 恋
七 思ひきりショートカットで街を行く ぽぽな 雑(恋離)
八 二分で決める祝賀スピーチ 茉莉花 雑
九 これがまあ満漢全席てふものよ 冬扇 雑 食物
十 右脳悩ます大魔方陣 茶墨 雑
十一 どうしても心のうちはあかせぬと 浮遊軒 雑
十二 残る蛍は海をめざして 真奈 初秋 動物(蛍) 水辺
十三 星屑をひき連れ昇る月の舟 真奈 仲秋 月
十四 飛天の楽の響くさやけさ 千種 三秋 釈教 藝能
(裏移)
に続く、名残裏初句を募集します。
秋の句(晩秋または三秋)あるいは無季の句でお願いします。
最初の予定では「旅の題詠」でしたが、すでに名残表に旅の句が出ているので、旅を詠む必要はありません。
できましたら「述懐の句」を詠んでみて下さい。「述懐」は、中世の純正連歌の時代には非常に重視されたもので、単に、過去の追憶を詠むだけでなく、どこかに世の「無常」を感じさせる句を指します。
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Re:名残裏 初句募集
十一 どうしても心のうちはあかせぬと 浮遊軒 雑
十二 残る蛍は海をめざして 真奈 初秋 動物(蛍) 水辺
十三 星屑をひき連れ昇る月の舟 真奈 仲秋 月
十四 飛天の楽の響くさやけさ 千種 三秋 釈教 藝能
半世紀語るつれづれ去来の忌 晩秋
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▲[729]
なし
名残裏初句は「半世紀語るつれづれ去来の忌」
> 十一 どうしても心のうちはあかせぬと 浮遊軒 雑
> 十二 残る蛍は海をめざして 真奈 初秋 動物(蛍) 水辺
> 十三 星屑をひき連れ昇る月の舟 真奈 仲秋 月
> 十四 飛天の楽の響くさやけさ 千種 三秋 釈教 藝能
>
> 半世紀語るつれづれ去来の忌 晩秋
この句、名残の裏の初句にふさわしいと思いましたので、頂戴します。
去来の忌とは、旧暦九月十日です。秋の句であると同時に忌日の句は述懐の意味が込められますね。半世紀は、句の語り手が自分の人生の過ぎし日々を数えたということですが、同時に芭蕉も去来も人生五十年といわれた時代を生きたことを思い出させます。
半世紀は人の一生だけでなく時代の区切りにもなります。芭蕉やその直弟子たちがなくなった後、一時的に蕉風は衰退しますが、また半世紀経つと、三冊子や去来抄が出版され、それを機運として、芭蕉に帰れという運動がおこります。そういう様々なことを思いつつ、この句を頂戴しましょう。
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治定後、次の投句のあることに気づきました。
2 すたすたと渡りゆきたり銀杏散る
3 ふるさとの匂ひ懐かし柿揺るる
4 いはれなきいくさなき世を思ふ身は
5 世の移り遺跡に訊かむ露の寒
このなかでは5がよいですね。前句の飛天を承けて
敦厚などの大陸の仏教遺跡を偲ばせます。
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▲[728]
なし
Re:名残裏 初句募集
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▲[728]
なし
Re:名残裏 初句募集
ふるさとの匂ひ懐かし柿揺るる 晩秋
いはれなきいくさなき世を思ふ身は
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▲[728]
なし
Re:名残裏 初句募集
> 十一 どうしても心のうちはあかせぬと 浮遊軒 雑
> 十二 残る蛍は海をめざして 真奈 初秋 動物(蛍) 水辺
> 十三 星屑をひき連れ昇る月の舟 真奈 仲秋 月
> 十四 飛天の楽の響くさやけさ 千種 三秋 釈教 藝能
> (裏移)
世の移り遺跡に訊かむ露の寒