名残表
折立 震災を悼むともしび雪地蔵 丹仙 晩冬 雪 釈教 二 六甲おろし遠汽笛鳴る 真奈 三冬 三 颯爽と応援の旗打ち振りて 浮遊軒 雑 四 夢な忘れそ明日は旅立ち 庚申堂 旅 五 年たけてまた相見むと交はす文 馬客 恋 六 愛の連結ゆるやかに解き あずき 恋 七 思ひきりショートカットで街を行く ぽぽな 雑(恋離) 八 二分で決める祝賀スピーチ 茉莉花 雑 九 これがまあ満漢全席てふものよ 冬扇 雑 食物 十 右脳悩ます大魔方陣 茶墨 雑 十一 どうしても心のうちはあかせぬと 浮遊軒 雑 十二 残る蛍は海をめざして 真奈 初秋 動物(蛍) 水辺 十三 星屑をひき連れ昇る月の舟 真奈 仲秋 月 十四 飛天の楽の響くさやけさ 千種 三秋 釈教 藝能 (裏移)
に続く、名残裏初句を募集します。 秋の句(晩秋または三秋)あるいは無季の句でお願いします。
最初の予定では「旅の題詠」でしたが、すでに名残表に旅の句が出ているので、旅を詠む必要はありません。
できましたら「述懐の句」を詠んでみて下さい。「述懐」は、中世の純正連歌の時代には非常に重視されたもので、単に、過去の追憶を詠むだけでなく、どこかに世の「無常」を感じさせる句を指します。
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