桃李百韻投稿室

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三は「電音の見知らぬ友に励まされ」
丹仙(103/3/29 20:42)

>> 初  半世紀語るつれづれ去来の忌   茉莉花   晩秋 述懐
>> 二  やむことのなき戦乱に世は    蘇生

コメントです。

>     若き日は矢矧の橋の上に寝て

日吉丸こと秀吉の若い日のエピソードです。
この橋の上で蜂須賀小六とであったとか。
乱世とよくつきますね。

>     時を得し堺の町の大旦那

こちらは何となく千利休のイメージですか。
いずれも戦乱の世の物語を本説にした付句です。

>パンドラの筺に希望が蹲る

これも、内容的に前句によく付きますね。

>電音の見知らぬ友に励まされ
 
手紙のやりとりで連句を巻くことを「文音(ぶんいん)」といいますね。そうすると「電音」は「でんいん」と読むのでしょうか。新しい言葉です。「音」は「便り」という意味にとり、インターネットや電子メールでの交流を指す、ととると将に我々のことを指しているようですね。

また前句との関係で言えば、「見知らぬ友に励まされ」が良いですね。バルカン半島が戦乱に見舞われたときに、空襲下で「俳句」を作っているユーゴスラビアの詩人達と日本の俳人との間に心の交流がありました。この句はそんなことも思い出させてくれましたので、三句は

  電音の見知らぬ友に励まされ

を頂戴しましょう。


[この記事の元になった記事です。 ]

名残裏三句募集 : 丹仙(103/3/29 14:45)


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