桃李百韻投稿室

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四は「力をも入れず活きる言の葉」
丹仙(103/3/29 22:06)

>> 初  半世紀語るつれづれ去来の忌   茉莉花   晩秋 述懐
> 二  やむことのなき戦乱に世は    蘇生    述懐
> 三  電音の見知らぬ友に励まされ   千種    雑  人倫

につづく四句として次の投句がありました。

1 ボトルの酒を分け合って飲む
2 対句のようなQとAなり
3 四六時中の都市のざわめき
4 隣と交わす偶の挨拶
5 好奇心でもマリフアナはダメ
6 掌にも出ている明日の幸せ
7 力をも入れず活きる言の葉
8 都市空間に風の息づく

一見して、4と7が印象に残りました。

4の「偶の挨拶」には俳諧味がありますね。「隣人」を「見知らぬ友」に配した「向付」です。ただし、「交はす」が、既に名残表五句にでているのが少々気になります。

7は内容的に実に良く前句の心に付いています。
「力をもいれず」というところ、字余りではありますが、気になりません。むしろ逆に、言葉の力強さを感じさせますね。古今集序文の俤をとって、四句は

  力をも入れず活きる言の葉

を頂戴します。


  隣は何をするひとぞかし

 


[この記事の元になった記事です。 ]

名残裏四句募集 : 丹仙(103/3/29 20:45)


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