名残表
> 名残表
> 二 やむことのなき戦乱に世は 蘇生 述懐
>> 初 半世紀語るつれづれ去来の忌 茉莉花 晩秋 述懐
名残裏三句募集 : 丹仙(103/3/29 14:45)
Re:名残裏三句募集 : 馬客(103/3/29 19:51)
Re:名残裏三句募集 : 千種(103/3/29 20:04)
三は「電音の見知らぬ友に励まされ」 : 丹仙(103/3/29 20:42)
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名残裏三句募集
折立 震災を悼むともしび雪地蔵 丹仙 晩冬 雪 釈教
二 六甲おろし遠汽笛鳴る 真奈 三冬
三 颯爽と応援の旗打ち振りて 浮遊軒 雑
四 夢な忘れそ明日は旅立ち 庚申堂 旅
五 年たけてまた相見むと交はす文 馬客 恋
六 愛の連結ゆるやかに解き あずき 恋
七 思ひきりショートカットで街を行く ぽぽな 雑(恋離)
八 二分で決める祝賀スピーチ 茉莉花 雑
九 これがまあ満漢全席てふものよ 冬扇 雑 食物
十 右脳悩ます大魔方陣 茶墨 雑
十一 どうしても心のうちはあかせぬと 浮遊軒 雑
十二 残る蛍は海をめざして 真奈 初秋 動物(蛍) 水辺
十三 星屑をひき連れ昇る月の舟 真奈 仲秋 月
十四 飛天の楽の響くさやけさ 千種 三秋 釈教 藝能
(裏移)
初 半世紀語るつれづれ去来の忌 茉莉花 晩秋 述懐
二 やむことのなき戦乱に世は 蘇生 述懐
につづく三句を募集します。無季の句で続けて下さい。できれば御一人あたり複数の投句をお願い致します。
743
▲[742]
なし
Re:名残裏三句募集
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> 折立 震災を悼むともしび雪地蔵 丹仙 晩冬 雪 釈教
> 二 六甲おろし遠汽笛鳴る 真奈 三冬
> 三 颯爽と応援の旗打ち振りて 浮遊軒 雑
> 四 夢な忘れそ明日は旅立ち 庚申堂 旅
> 五 年たけてまた相見むと交はす文 馬客 恋
> 六 愛の連結ゆるやかに解き あずき 恋
> 七 思ひきりショートカットで街を行く ぽぽな 雑(恋離)
> 八 二分で決める祝賀スピーチ 茉莉花 雑
> 九 これがまあ満漢全席てふものよ 冬扇 雑 食物
> 十 右脳悩ます大魔方陣 茶墨 雑
> 十一 どうしても心のうちはあかせぬと 浮遊軒 雑
> 十二 残る蛍は海をめざして 真奈 初秋 動物(蛍) 水辺
> 十三 星屑をひき連れ昇る月の舟 真奈 仲秋 月
> 十四 飛天の楽の響くさやけさ 千種 三秋 釈教 藝能
> (裏移)
> 初 半世紀語るつれづれ去来の忌 茉莉花 晩秋 述懐
> 二 やむことのなき戦乱に世は 蘇生 三案
若き日は矢矧の橋の上に寝て
時を得し堺の町の大旦那
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なし
Re:名残裏三句募集
付け
電音の見知らぬ友に励まされ
パンドラの筺に希望が蹲る
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なし
三は「電音の見知らぬ友に励まされ」
>> 二 やむことのなき戦乱に世は 蘇生
コメントです。
> 若き日は矢矧の橋の上に寝て
日吉丸こと秀吉の若い日のエピソードです。
この橋の上で蜂須賀小六とであったとか。
乱世とよくつきますね。
> 時を得し堺の町の大旦那
こちらは何となく千利休のイメージですか。
いずれも戦乱の世の物語を本説にした付句です。
>パンドラの筺に希望が蹲る
これも、内容的に前句によく付きますね。
>電音の見知らぬ友に励まされ
手紙のやりとりで連句を巻くことを「文音(ぶんいん)」といいますね。そうすると「電音」は「でんいん」と読むのでしょうか。新しい言葉です。「音」は「便り」という意味にとり、インターネットや電子メールでの交流を指す、ととると将に我々のことを指しているようですね。
また前句との関係で言えば、「見知らぬ友に励まされ」が良いですね。バルカン半島が戦乱に見舞われたときに、空襲下で「俳句」を作っているユーゴスラビアの詩人達と日本の俳人との間に心の交流がありました。この句はそんなことも思い出させてくれましたので、三句は
電音の見知らぬ友に励まされ
を頂戴しましょう。