前書 神様の水遣り説 ビル育成ゲーム 発句 み 「水ヤリ忘ルナ」ビルの生えゆく夏の街 化猫 脇 き 今日も天使はメットから汗 瓶 第3 さ 杯に散るや蹴鞠の難しく ひとし 第4 あ 網に罹りし魚いっぴき 堂島屋 第5 の 軒下の干物となりて今朝の月 碁仇 第6 お 音さはやかに柏手をうつ ひとし 第7 た 丈足らず瘤をつくりて初相撲 若翁 第8 け 化粧の透けて色白の肌 重陽 第9 び ビスケットぽろりぽろぽろ愛想なく はる 第10 う 裏山の雪がさと崩れる 重陽 第11 つ 釣天井冬の蚊ひとつ張りつきて 幽児 第12 せ 成層圏のモヤシ土産に 白菊 第13 な 就中雨月に魔女の届け物 幽児 第14 つ 剣が解きし竈馬の呪い 化猫 第15 は 反乱の狼煙あがりて雁乱れ 重陽 第16 け 傾城の美はゆめまぼろしか 木菟 第17 さ 佐保姫がそっと花びら吹きこぼし 正棋 第18 摩天楼より春のパノラマ 正棋 折句 三吉三あの小竹火映せ夏破袈裟 白菊 起首 1998/6/11 満尾 1999/3/9 |
句会遊浦の皆さんと共同で微積分連歌を製作しています。
17韻の半歌仙の頭韻を連ねると俳句になるように作ります。
実作例として京祭という作品を御覧下さい。