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桃李正月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2023/01/15(Sun) 17:15 No.2324   HomePage
題詠または当季雑詠

兼題T 冬薔薇
兼題U 七草粥
兼題V 成人式

1月15日(日)投句開始
1月22日(日)投句締切 翌日選句開始
1月29日(日)選句締切 
1月31日(月)披講 

投句/選句するには、左の「投句選句用紙」のリンクか
「返信ボタン」の左のホームのアイコンをクリックして下さい。



選句をお願いします 丹仙 - 2023/01/23(Mon) 17:44 No.2325   HomePage

投句者:素人、寿美子、鈴居、素蘭、風子、英治、しゐ、白馬、秋童子、実生、春愁、明子、翔河川、丹仙

[1]:赤子抱く順番を待つ冬薔薇
あかごだくじゅんばんをまつふゆそうび(冬薔薇・)

[2]:家猫が見上ぐ花瓶の冬薔薇
いえねこがみあぐかびんのふゆそうび(冬薔薇・)

[3]:哀しくも花びら散りて冬薔薇
かなしくもはなびらちりてふゆしょうび(冬薔薇・)

[4]:元旦に三輪のみの冬薔薇
がんたんにさんりんのみのふゆそうび(冬薔薇・[ばら高騰])

[5]:ゲーテ座のレンガの壁に冬薔薇
げーてざのれんがのかべにふゆそうび(冬薔薇・冬薔薇)

[6]:これがまあ七草粥かレンジでチン
これがまあななくさがゆかれんじでちん(七草粥・七草粥)

[7]:コロンブスに卵の逸話成人式
ころんぶすにたまごのいつわせいじんしき(成人式・成人式)

[8]:成人式「二十歳を祝う会」として
せいじんしき「はたちをいわうかい」として(成人式・成人式)

[9]:成人式18歳ではなかりけり
せいじんしき18さいではなかりけり(成人式・)

[10]:成人式歳も日取りも変動制
せいじんしきとしもひどりもへんどうせい(成人式・成人式)

[11]:成人の晴れ着見て畑行く
せいじんのはれぎみてはたけゆく(成人式・[振袖])

[12]:成人の日や目眩めく自己主張
せいじんのひやめくるめくじこしゅちょう(成人式・成人の日)

[13]:芹なずなすずなすずしろ探す粥
せりなずなすずなすずしろさがすかゆ(七草粥・)

[14]:せりなずな手に入らずに七草がゆ
せりなずなてにはいらずにななくさがゆ(七草粥・[自生消失])

[15]:息災を願ひ七草すする朝
そくさいをねがいななくさすするあさ(七草粥・七草)

[16]:躊躇ひと戸惑ひもある新成人
ためらいととまどいもあるしんせいじん(成人式・新成人)

[17]:単語帳たしかめ啜る七日粥
たんごちょうたしかめすするなのかがゆ(七草粥・)

[18]:摘み得しは芹と薺よ七日粥
つみえしはせりとなずなよなぬかがゆ(七草粥・七日粥)

[19]:デルフトの一輪挿しに冬の薔薇
でるふとのいちりんざしにふゆのばら(冬薔薇・)

[20]:どの手にも成人式を撮るスマホ
どのてにもせいじんしきをとるすまほ(成人式・)

[21]:七草粥叩く囃すも快楽かな
ななくさがゆたたくはやすもけらくかな(七草粥・七草粥)

[22]:七種には足りぬもとまれ粥を炊く
ななくさにはたりぬもとまれかゆをたく(七草粥・七草粥)

[23]:何となく七草粥を食べ損ね
なんとなくななくさがゆをたべそこね(七草粥・七草粥)

[24]:難病を生き延びし吾子成人式
なんびょうをいきのびしあこせいじんしき(成人式・)

[25]:二度大人になりぬ成人式
にどおとなになりぬ成人式(成人式・成人式)

[26]:「反撃」を可とするニュース成人日
はんげきをかとするにゅーすせいじんび(成人式・成人日)

[27]:茨線の向かうの自由冬薔薇
ばらせんのむこうのじゆうふゆそうび(冬薔薇・冬薔薇)

[28]:引き算の余生や啜る七日粥
ひきざんのよせいやすするなぬかかゆ(七草粥・七日粥)

[29]:百万本戦場に咲け冬の薔薇
ひゃくまんぼんせんじょうにさけふゆのばら(冬薔薇・冬薔薇)

[30]:ひややかに眺めていたる成人式
ひややかにながめていたるせいじんしき(成人式・成人式)

[31]:蓋取れば若草のぼる七草粥
ふたとればわかくさのぼるななかさがゆ(七草粥・七草粥)

[32]:冬の薔薇散るを拒みて枝に死す
ふゆのばらちるをこばみてえだにしす(冬薔薇・冬の薔薇)

[33]:冬薔薇に咲ききる力あと少し
ふゆばらにさききるちからあとすこし(冬薔薇・冬薔薇)

[34]:冬薔薇のアーチ侘びしき民の杜
ふゆばらのあーちわびしきたみのもり(冬薔薇・冬薔薇)

[35]:冬薔薇の細くも永く咲く窓辺
ふゆばらのほそくもながくさくまどべ(冬薔薇・)

[36]:冬薔薇や納戸の奥のマリア像
ふゆばらやなんどのおくのマリアぞう(冬薔薇・)

[37]:冬薔薇や窓越しに聞くレクイエム
ふゆばらやまどごしにきくれくいえむ(冬薔薇・冬薔薇)

[38]:冬薔薇を売る青年の摩天楼
ふゆばらをうるせいねんのまてんろう(冬薔薇・冬薔薇)

[39]:ほのぼのと朱塗りの椀の薺粥
ほのぼのとしゅぬりのわんのなずながゆ(七草粥・薺粥)

[40]:雪薺摘む乙女子の袖紅し
ゆきなずなつむをとめごのそであかし(七草粥・雪薺)

[41]:ショール白肩に余れる成人祭
ショールしろかたにあまれるせいじんさい(成人式・成人祭)

[42]:ボヘミアングラスいっぱい冬薔薇
ボヘミアングラスいっぱいふゆそうび(冬薔薇・冬薔薇)



桃李12月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2022/12/15(Thu) 09:47 No.2321   HomePage
題詠または当季雑詠

兼題T 冬の日
兼題U 降誕祭
兼題V W杯(不言題)

12月15日(木)投句開始
12月22日(木)投句締切 翌日選句開始
12月29日(木)選句締切 
12月30日(土)披講 
  
投句/選句するには、左の「投句選句用紙」のリンクか
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選句をお願いします 丹仙 - 2022/12/23(Fri) 17:05 No.2322   HomePage

投句一覧

投句者:寿美子、素蘭、白馬、鈴居、風子、しゐ、素人、英治、春愁、翔河川、秋童子、明子、実生、丹仙

[1]:PK戦敗れて泣くよ冬の星
PKせんやぶれてなくよふゆのほし(W杯(不言題)・冬の星)

[2]:言いたきことは山々あれど麻也頑張った
いいたきことはやまやまあれどまやがんばった(W杯(不言題)・麻也)

[3]:大きめの靴下吊るし待つサンタ
おおきめのくつしたつるしまつさんた(降誕祭・サンタ)

[4]:カタールの歓声とどく冬の朝
かたーるのかんせいとどくふゆのあさ(W杯(不言題)・冬の朝)

[5]:勝ち負けよろし妙技に炉火はぜる
かちまけはよろしみょうぎにろびはぜる(W杯(不言題)・炉火)

[6]:ガラスペン走らせてゐる聖夜かな
がらすぺんはしらせているせいやかな(降誕祭・聖夜)

[7]:切り株で握り飯食う冬日和
きりかぶでにぎりめしくうふゆびより(冬の日・)

[8]:降誕祭贈る物無き一夜かな
こうたんさいおくるものなきいちやかな(降誕祭・)

[9]:降誕祭猫の寝てゐる飼葉桶
こうたんさいねこのねているかいばおけ(降誕祭・降誕祭)

[10]:今年こそスタッドレスや降誕祭
ことしこそすたっどれすやこうたんさい(降誕祭・)

[11]:小灯の揺らぐ高窓ノエルの夜
ことぼしのゆらぐたかまどノエルのよ(降誕祭・ノエルの夜)

[12]:聖堂のマリア賛歌に冬日満つ
せいどうのまりあさんかにふゆびみつ(冬の日・)

[13]:妻添いて宣告受けし小冬の日
つまそいてせんこくうけしこふゆのひ(冬の日・小冬の日)

[14]:電飾の世紀ありけりクリスマス
でんしょくのせいきありけりくりすます(降誕祭・クリスマス)

[15]:ドーハの奇跡よ霜夜も沸き立たせ
どーはのきせきよしもよもわきたたせ(W杯(不言題)・霜夜)

[16]:練り菓子にも星添えられてクリスマス
ねりがしにもほしそえられてくりすます(降誕祭・クリスマス)

[17]:八強の壁は破れず風疼く
はっきょうのかべはやぶれずかぜうずく(W杯(不言題)・風疼く)

[18]:はらはらと紅葉散りゆくW杯
はらはらともみじちりゆくWはい(W杯(不言題)・紅葉[興奮の1ヶ月])

[19]:半日は冬の日の差す母の部屋
はんにちはふのひのさすははのへや(冬の日・冬の日)

[20]:ひたすらに球蹴る少年日脚伸ぶ
ひたすらにたまけるしょうねんひあしのぶ(W杯(不言題)・日脚伸ぶ)

[21]:独り居と聞きて寂しき冬の窓
ひとりいとききてさびしきふゆのまど(冬)

[22]:火を灯し祈る地下壕聖夜かな
ひをともしいのるちかごうせいやかな(降誕祭・聖夜)

[23]:PK戦シュートの決まるド真ん中
ぴーけーせんシュートのきまるどまんなか(W杯(不言題)・)

[24]:冬の日に恩師の追悼風が吹く
ふゆのひにおんしのついとうかぜがふく(冬の日・[仙台にて])

[25]:冬の日にけん玉のケン研ぎ澄まれ
ふゆのひにけんだまのけんとぎすまれ(冬の日・)

[26]:冬の日にハンモックのある杉木立
ふゆのひにはんもっくのあるすぎこだち(冬の日・)

[27]:冬の日の老母の電話の頻りなる
ふゆのひのははのでんわのしきりなる(冬の日・冬の日)

[28]:冬の日やいくさ止まらぬウクライナ
ふゆのひやいくさとまらぬうくらいな(冬の日・)

[29]:冬の日や戦に溺れ沈む国
ふゆのひやいくさにおぼれしずむくに(冬の日・冬の日)

[30]:冬の日や言葉少なくなる親子
ふゆのひやことばすくなくなるおやこ(冬の日・冬の日)

[31]:冬の日や山陰迫る帰り道
ふゆのひややまかげせまる帰り道(冬の日・冬の日)

[32]:冬の日や陽光求め仰ぐ空
ふゆのひやようこうもとめあおぐそら(冬の日・)

[33]:冬日燦ねこ背丸めてラ・カンパネラ
ふゆひさんねこぜまるめてラ・カンパネラ(冬の日・冬日燦)

[34]:冬日向籠編む為の竹削る
ふゆひなたかごあむためのたけけずる(冬の日・冬日向)

[35]:負くまじき一戦ありき冬銀河
まくまじきいっせんありきふゆぎんが(W杯(不言題)・冬銀河)

[36]:3日目に気分はれつつ降誕祭
みっかめにきぶんはれつつこうたんさい(降誕祭・[冬至明け])

[37]:メノラーを飾る窓あり降誕祭 
めのらーをかざるまどありこうたんさい(降誕祭・降誕祭)

[38]:山深きあたりより来て降誕祭
やまふかきあたりよりきてこうたんさい(降誕祭・)

[39]:優勝へまだ蹴る走る冬怒濤
ゆうしょうへまだけるはしるふゆどとう(W杯(不言題)・寒怒濤)

[40]:驢馬役の幼子眠る降誕祭
ろばやくのおさなごねむるこうたんさい(降誕祭・)

[41]:渡し場に船頭をらず冬一日
わたしばにせんどうおらずふゆひとひ(冬の日・冬一日)

[42]:十二神将さけぶ師走のPK戦
十にしんしょうさけぶしわすのぴーけーせん(W杯(不言題)・師走)



選句一覧 丹仙 - 2022/12/31(Sat) 18:47 No.2323  

鈴居

天の句:[11]小灯の揺らぐ高窓ノエルの夜
メリークリスマス!

地の句:[17]八強の壁は破れず風疼く
こんなにも高きものなのか。

人の句:[30]冬の日や言葉少なくなる親子
ことば少なく、心暖かく。

しゐ

天の句:[11]小灯の揺らぐ高窓ノエルの夜
静かな祈りのひとときがそこにあるように思えました。

地の句:[22]火を灯し祈る地下壕聖夜かな
その灯でしか暖を得られずに。

人の句:[40]驢馬役の幼子眠る降誕祭
あどけない寝顔に、飼い葉桶のみどりごも重なる。

秋童子

天の句:[19]半日は冬の日の差す母の部屋
たっぷり日差しを浴びて、きっと母上も穏やかな日々をお過ごしなのでしょう。

地の句:[40]驢馬役の幼子眠る降誕祭
なんとも微笑ましい光景です。

人の句:[15]ドーハの奇跡よ霜夜も沸き立たせ
あの悲劇が、今度は奇跡に。

寿美子

天の句:[12;]聖堂のマリア賛歌に冬日満つ
美しい!そうあれかしと祈るのは私だけでは無いとおもいます

地の句:[20]ひたすらに球蹴る少年日脚伸ぶ
また、サッカー熱が盛り上がりそう
日脚伸ぶが素晴らしいとおもいま

人の句:[11]小灯の揺らぐ高窓ノエルの夜
ロマンチックな物語の序章のような俳句

明子

天の句:[22]火を灯し祈る地下壕聖夜かな
地下壕で迎える聖なる夜。この祈りの重さを世界中の人々に考えて欲しいと
切に思います。

地の句:[7]切り株で握り飯食う冬日和
おにぎりが美味しそうですね。冬の日の温もりが伝わって来ます。

人の句:[39]優勝へまだ蹴る走る冬怒濤
選手たちの動き、まさに怒涛のようでした。

風子

天の句:[6]ガラスペン走らせてゐる聖夜かな
透明で硬質なガラスペンに電飾が映り込む。どこからか聞こえてくるクリスマスソング。
手紙を書いている。日記かもしれない。ガラスペンと聖夜の取り合わせが効いている。

地の句:[34]冬日向籠編む為の竹削る
竹細工の工房に冬日がさして暖かい。竹を削る職人の手元が見えるようだ。どんな籠を作ろうかと思い浮かべながら一心に竹を削っている。慈愛の日差しのようにも思える。

人の句:[9]降誕祭猫の寝てゐる飼葉桶
クスッと笑える。真似している訳ではない。イエスの誕生の如く気持ちよさそうに眠っている猫。

白馬

天の句:[21]独り居と聞きて寂しき冬の窓
作者の優しい心遣いがよく分かります。

地の句:[40]驢馬役の幼子眠る降誕祭
クリスマスパーティーの演劇で活躍した我が子の満足な寝顔。
微笑ましい句ですね。

人の句:[27]冬の日の老母の電話の頻りなる
一人住まいになった母から何度もかかってくる電話。
御母堂の淋しさ。経験があります。

英治

天の句:[6]ガラスペン走らせてゐる聖夜かな
地の句:[40]驢馬役の幼子眠る降誕祭
人の句:[21]独り居と聞きて寂しき冬の窓
翔河川

天の句:[41]渡し場に船頭をらず冬一日
船は靄ってある

地の句:[19]半日は冬の日の差す母の部屋
もう居ないのだろうか

人の句:[33]冬日燦ねこ背丸めてラ・カンパネラ
リストのように

素蘭

天の句:[12]聖堂のマリア賛歌に冬日満つ
ステンドグラス越しの光に包まれる、至福。

地の句:[6]ガラスペン走らせてゐる聖夜かな
ホワイトクリスマスの静謐さにしっくりと、、、

人の句:[20]ひたすらに球蹴る少年日脚伸ぶ
*年後を目指して。。。

丹仙

天の句:[11]小灯の揺らぐ高窓ノエルの夜
叙景に徹することによってかえって秘められた深き情念を感じさせる優れた句であると思いました。

地の句:[22]火を灯し祈る地下壕聖夜かな
ウクライナではロシア正教の旧暦を廃して新暦を採用しました。電力インフラの破壊と断水という厳しい条件があっても、自分たちを支援している国々と共にクリスマスを祝うことが出来る。闇あるところに光をもたらすクリスマスの祈りを感じます。

人の句:[20]ひたすらに球蹴る少年日脚伸ぶ
サッカーに一日中興じている少年の姿が鮮明に浮かんできます。W杯ということはあからさまに出ていませんが、このような少年サッカーチームの幼なじみが夢を叶えてW杯で大活躍したことを思い出しました。2022年W杯を記念する句にふさわしいですね。



桃李11月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2022/11/17(Thu) 07:44 No.2318   HomePage
題詠または当季雑詠

兼題T 帰り花
兼題U 木の葉髪
兼題V 皆既月食(不言題)

11月17日(木) 投句開始
11月24日(木) 投句締切・翌日選句開始
12月01日(木) 選句締切
12月02日(金) 披講

投句/選句するには、左の「投句選句用紙」のリンクか
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選句をお願いします 丹仙 - 2022/11/25(Fri) 22:03 No.2319   HomePage

投句者:春愁、寿美子、素人、白馬、しゐ、英治、秋童子、素蘭、実生、鈴居、風子、翔河川、丹仙

[1]:赤黒き月食を経て冬に入る
あかぐろきげっしょくをへてふゆにいる(皆既月食(不言題)・冬に入る)

[2]:足引の山師の誤算七五三祝
あしひきのやましのごさんしめいわい(皆既月食(不言題)・七五三祝)

[3]:抗ふもひとりよがりか帰り花
あらがうもひとりよがりかかえりばな(帰り花・帰り花)

[4]:家を建て子を大学へ木の葉髪
いえをたてこをだいがくへこのはがみ(木の葉髪・)

[5]:歌詠みの法師ここ来よ帰り花
うたよみのほうしこここよかえりばな(帰り花・帰り花)

[6]:老いた猫だっこの度に木の葉髪
おいたねこだっこのたびにこのはかみ(木の葉髪・[17歳])

[7]:皆既月蝕見終へその夜の風邪心地
かいきげっしょくみおえそのよのかぜここち(皆既月食(不言題)・風邪)

[8]:返り花愛ほし一度きりの今
かえりばないとおしいちどきりのいま(帰り花・返り花)

[9]:帰り花中野荻窪あたりでも
かえりばななかのおぎくぼあたりでも(帰り花・)

[10]:帰り花早い遅いは人の世も
かえりばなはやいおそいはひとのよも(帰り花・)

[11]:帰り花ピンクのルージュ貰ひけり
かえりばなぴんくのるーじゅもらいけり(帰り花・帰り花)

[12]:着ぶくれて月さへ食らふ地球(ほし)に立つ
きぶくれてつきさへくらうほしにたつ(皆既月食(不言題)・着ぶくれ)

[13]:靴底を減らしセールス木の葉髪
くつぞこをへらしせーるすこのはがみ(木の葉髪・木の葉髪)

[14]:木の葉髪そっと隠してハンチング
このはがみそっとかくしてハンチング(木の葉髪・)

[15]:木の葉髪とう季語を覚えて髪を梳く
このはがみとうきごをおぼえてかみをすく(木の葉髪・木の葉髪)

[16]:木の葉髪昔感じぬ事ばかり
このはがみむかしかんじぬことばかり(木の葉髪・)

[17]:こんな日は竜馬呼ばうか月見酒
こんなひはりょうまよぼうかつきみざけ(皆既月食(不言題)・月見酒)

[18]:しつかりと歩く退院返り花
しっかりとあるくたいいんかえりばな(帰り花・)

[19]:拾得の佩ける箒や木の葉髪
じっとくのはけるははきやこのはがみ(木の葉髪・木の葉髪)

[20]:青春のあの黒髪よ木の葉髪
せいしゅんのあのくろかみよこのはがみ(木の葉髪・木の葉髪)

[21]:関ヶ原以来の怖き冬の月
せきがはいらいのこわきふゆのつき(皆既月食(不言題)・)

[22]:中天に暗赤色の円い月
ちゅうてんにあんせきしょくのまるいつき(皆既月食(不言題)・月)

[23]:月欠けてあなは何処で次見るや
つきかけてあなはいずこでつぎみるや(皆既月食(不言題)・月欠けて)

[24]:集ひしも何れが恩師木の葉髪
つどいしもいずれがおんしこのはかみ(木の葉髪・木の葉髪)

[25]:天下布武夢と消えゆく冬の月
てんかふぶゆめときえゆくふゆのつき(皆既月食(不言題)・冬の月)

[26]:天空の織り成す奇跡寒夜かな
てんくうのおりなすきせきかんやかな(皆既月食(不言題)・寒夜)

[27]:天空を歩く寒かろうなぁお月さん
てんくうをあるくさむかろうなぁおつきさん(皆既月食(不言題)・寒し)

[28]:時ならぬこと多き世や帰り花
ときならぬことおおきよやかえりばな(帰り花・帰り花)

[29]:亡き父の齢超えけり木の葉髪
なきちちのよわいこえけりこのはがみ(木の葉髪・)

[30]:西坂の地に祈りけり帰り花
にしざかのちにいのりけりかえりばな(帰り花・)

[31]:日溜りにすこし華やぐ帰り花
ひだまりにすこしはなやぐかえりばな(帰り花・帰り花)

[32]:まじまじと鏡の中の木の葉髪
まじまじとかがみのなかのこのはがみ(木の葉髪・木の葉髪)

[33]:マスクなく街を歩くや帰り花
ますくなくまちをあるくやかえりはな(帰り花・[パンデミック])

[34]:指折りて歳月数ふ木の葉髪
ゆびおりてさいげつかぞうこのはがみ(木の葉髪・木の葉髪)

[35]:立冬や蝕まれゆく通夜の月
りっとうやむしばまれゆくつやのつき(皆既月食(不言題)・立冬)

[36]:老残も筵旗立て狂ひ咲き
ろうざんもむしろばたたてくるいざき(帰り花・狂ひ咲き)

[37]:ワクチンを打てども打てども返り花
わくちんをうてどもうてどもかえりばな(帰り花・)

[38]:ベンチから見上げる空に帰り花
ベンチからみあげるそらにかえりばな(帰り花・)



選句一覧 丹仙 - 2022/12/02(Fri) 08:43 No.2320   HomePage

風子

天の句:[12]着ぶくれて月さへ食らふ地球(ほし)に立つ
月食は地球の影なのだが、文字どうり地球が月を食べちゃうですって。あの地球ならやりかねないね。ジブリのアニメを見るような辛辣さが好きです。今の地球そのもの。

地の句:[20]青春のあの黒髪よ木の葉髪
全く情けないと鏡を見ながらため息ばかりついています。

人の句:[3]抗ふもひとりよがりか帰り花
まだまだと若ぶってみても、認めざるを得ない現実。

鈴居

天の句:[1]赤黒き月食を経て冬に入る
皆既日食を見ているときの寒さ。時の流れる空気まさにそうでした。

地の句:[25]天下布武夢と消えゆく冬の月
戦国時代と今この瞬間。同じ月を見ながらも人間はどう変わり、どう変わらなかったのでしょうか。地球はこの後どうなっていくのでしょうか。そんなことをふとおもってしまいました。

人の句:[14]木の葉髪そっと隠してハンチング
そうありたいものです。

寿美子

天の句:[8]返り花愛ほし一度きりの今
春に咲いても三日みぬ間の桜です
一度きりの今を存分にね

地の句:[32]まじまじと鏡の中の木の葉髪
全くもって同感です

人の句:[25]天下布武夢と消えゆく冬の月
壮麗な月蝕でした。ドラマティックな一句

素人

天の句:[29]亡き父の齢超えけり木の葉髪
誰しもちょっとした感慨を覚えるものです。

地の句:[31]日溜りにすこし華やぐ帰り花
日溜りゆえの印象かもしれません。

人の句:[10]帰り花早い遅いは人の世も
確かにそうとも言えますよね。

秋童子

天の句:[12]着ぶくれて月さへ食らふ地球(ほし)に立つ
自分が月を食らうがごとく。

地の句:[17]こんな日は竜馬呼ばうか月見酒
呼べば面白くなるぜよ。

人の句:[24]集ひしも何れが恩師木の葉髪
恩師のほうが若く見えたりして。

しゐ

天の句:[35]立冬や蝕まれゆく通夜の月
鋭い言葉の並びに一瞬どきりとするが、そのあとに広がる静かな世界に引き込まれる。

地の句:[30]西坂の地に祈りけり帰り花
二十六聖人像の、あの特別な静けさを持つ祈りの姿が胸によみがえりました。帰り花は幻なのかもしれません。

人の句:[16]木の葉髪昔感じぬ事ばかり
そういうことが増えてきました。

実生

天の句:[31]日溜りにすこし華やぐ帰り花
帰り花見つけるとなんとなく嬉しい気持ち。

地の句:[23]月欠けてあなは何処で次見るや
天国

人の句:[29]亡き父の齢超えけり木の葉髪
父は91歳で亡くなった。それまで生きれるかな。

素蘭

天の句:[12]着ぶくれて月さへ食らふ地球(ほし)に立つ
その月は天王星を食らひ、こは何事ぞと小半時…

地の句:[11]帰り花ピンクのルージュ貰ひけり
トレンドカラーですね。

人の句:[16]木の葉髪昔感じぬ事ばかり
げに、、、

英治

天の句:[12]着ぶくれて月さへ食らふ地球(ほし)に立つ
地の句:[9]帰り花中野荻窪あたりでも
人の句:[3]抗ふもひとりよがりか帰り花
春愁

天の句:[19]拾得の佩ける箒や木の葉髪
確かに

地の句:[25]天下布武夢と消えゆく冬の月
信長の野望?

人の句:[37]ワクチンを打てども打てども返り花
コロナ、衰えませんね

翔河川

天の句:[24]集ひしも何れが恩師木の葉髪
みんな歳とって

地の句:[27]天空を歩く寒かろうなぁお月さん
こちらも寒くなって

人の句:[31]日溜りにすこし華やぐ帰り花
まちがえて咲いたけど

丹仙

天の句:[12]着ぶくれて月さへ食らふ地球(ほし)に立つ
月に映る地球の影を「着ぶくれ」としたところ秀逸。

地の句:[36]老残も筵旗立て狂ひ咲き
若き日の革命への思いを「筵旗たて狂い咲き」と言い捨てたところが面白い。

人の句:[24]集ひしも何れが恩師木の葉髪
同窓会で恩師と学生の年齢差が消えてしまったという実感が「木の葉髪」という季語に生きています。



桃李10月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2022/10/14(Fri) 10:01 No.2316   HomePage
題詠または当季雑詠

兼題T 秋の雨
兼題U 鳥渡る
兼題V 無花果

10月15日(土)投句開始
10月22日(土)投句締切 翌日選句開始
10月29日(土)選句締切 
10月30日(日)披講   

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選句を御願いします 丹仙 - 2022/10/23(Sun) 11:58 No.2317   HomePage

投句一覧

投句者:鈴居、実生、寿美子、しゐ、白馬、翔河川、素蘭、秋童子、英治、春愁、明子、風子、丹仙

[1]:秋雨のあまあしロコモ症候群
あきさめのあまあしろこもしょうこうぐん(秋の雨・秋雨)

[2]:秋の雨100均で買う傘の下
あきのあめ100きんでかうかさのした(秋の雨・)

[3]:秋の雨犬は散歩を待ちきれず
あきのあめいぬはさんぽをまちきれず(秋の雨・)

[4]:秋の雨鬱病む友の声細く
あきのあめうつやむとものこえほそく(秋の雨・秋の雨)

[5]:秋の雨地底に浸みるレクイエム
あきのあめちていにしみるレクイエム(秋の雨・)

[6]:無花果熟るチグリス川の風揺れて 
いちじくうるチグリス川のかぜゆれて (無花果・無花果熟る)

[7]:無花果のちぎれば白い血をながす
いちじくのちぎればしろいちをながす(無花果・無花果)

[8]:無花果の秘め持つ花を独り喰む
いちじくのひめもつはなをひとりはむ(無花果・無花果)

[9]:無花果の太き枯れ枝剪り難し
いちじくのふときかれえだきりがたし(無花果・)

[10]:無花果や複利成さざる貯金箱
いちじくやふくりなさざるちょきんばこ(無花果・無花果)

[11]:無花果をもいで逃げた児空きつ腹
いちじくをもいでにげたこすきっぱら(無花果・無花果)

[12]:浮舟の里曲のあたり鳥渡る
うきふねのさとわのあたりとりわたる(鳥渡る・鳥渡る)

[13]:薄毛布昼寝の外は秋の雨
うすもうふひるねのそとはあきのあめ(秋の雨・)

[14]:逆算の余生に拍車秋黴雨
ぎゃくさんのよせいにはくしゃあきついり(秋の雨・秋黴雨)

[15]:小鳥来るいつもの路地の紙芝居
ことりくるいつものろじのかみしばい(鳥渡る・小鳥来る)

[16]:生体弁うまく働く秋の雨
せいたいべんうまくはたらくあきのあめ(秋の雨・)

[17]:銭湯の煙ぼかして秋の雨
せんとうのけむりぼかしてあきのあめ(秋の雨・)

[18]:袖で拭く車窓の曇り秋の雨
そででふくしゃそうのくもりあきのあめ(秋の雨・秋の雨)

[19]:多度山の頂光りて鳥渡る
たどさんのいただきひかりてとりわたる(鳥渡る・)

[20]:ついついと長湯になりて鳥渡る
ついついとながゆになりてとりわたる(鳥渡る・夜長[思い巡らし])

[21]:手作りの無花果ジャムのまつたりと
てづくりのいちじくじゃむのまったりと(無花果・無花果)

[22]:天ぷらにナスと無花果味愛し
てんぷらにナスといちじくあじいとし(無花果・[界の呑み屋にて])

[23]:友の店無花果ジェラート食す裕
とものみせいちじくじぇらーとしょくすゆう(無花果・)

[24]:鳥と分け合ふ採りきれぬ無花果は
とりとわけあうとりきれぬいちじくは(無花果・無花果)

[25]:鳥渡る気配に仰ぐ今朝の空
とりわたるけはいにあおぐけさのそら(鳥渡る・鳥渡る)

[26]:鳥渡る今宵のねぐらは何処ならん
とりわたるこよいのねぐらはどこならん(鳥渡る・)

[27]:鳥渡る汝を失ひて十六年
とりわたるなをうしないてじゅうろくねん(鳥渡る・)

[28]:鳥渡るまた帰り来る日のために
とりわたるまたかえりくるひのために()

[29]:鳥渡る歴史の裁きなど待たぬ
とりわたるれきしのさばきなどまたぬ(鳥渡る・鳥渡る)

[30]:二の腕の延びて無花果もがれをり
にのうでののびていちじくもがれをり(無花果・)

[31]:半券は胸のポケット秋時雨
はんけんはむねのぽけっとあきしぐれ(秋の雨・秋時雨)

[32]:ひと仕事終えてしみじみ秋の雨
ひとしごとおえてしみじみあきのあめ(秋の雨・秋の雨)

[33]:緋袴の巫女の小走り秋の雨
ひばかまのみこのこばしりあきのあめ(秋の雨・秋の雨)

[34]:満天の星空南下渡り鳥
まんてんのほしぞらなんかわたりどり(鳥渡る・鳥渡る)

[35]:娘の訃報告げる葉書に秋の雨
むすめのふほうつげるはがきにあきのあめ(秋の雨・[親より先に])

[36]:夕映えの国境稜線鳥渡る
ゆうばえのこっきょうりょうせんとりわたる(鳥渡る・鳥渡る)

[37]:夢かなう居場所もとめて鳥渡る
ゆめかなういばしょもとめてとりわたる(鳥渡る・鳥渡る)

[38]:イスラムの乙女の祈り無花果の夢
イスラムのおとめのいのりいちじくのゆめ(無花果・)

[39]:シドッチの祈り忍べば鳥渡る
シドッチのいのりしのべばとりわたる(鳥渡る・[聖体行列])



桃李9月定例句会のお知らせ 投稿者:丹仙 投稿日:2022/09/16(Fri) 22:25 No.2312   HomePage
題詠または当季雑詠

兼題T 良夜
兼題U 秋桜
兼題V 国葬

9月16日(金)投句開始
9月23日(金)投句締切 翌日選句開始
9月30日(金)選句締切→10月2日(日)
10月1日(土)披講→10月3日(月)まで延長します

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選句をお願いします 丹仙 - 2022/09/24(Sat) 08:20 No.2313  

投句者:英治、風子、素蘭、明子、白馬、実生、しゐ、素人、鈴居、春愁、翔河川、寿美子、秋童子、丹仙

[1]:秋の国葬無言の王にバグパイプ
あきのこくそうむごんのおうにバグパイプ(国葬・)

[2]:吾子と孫そばに引き寄せ秋桜
あことまごそばにひきよせあきざくら(秋桜・秋桜)

[3]:あそび田の風の饒舌秋ざくら
あそびだのかぜのじょうぜつあきざくら(秋桜・秋ざくら)

[4]:雨あがる熱田の杜の良夜かな
あめあがるあつたのもりのりょうやかな(良夜・良夜)

[5]:うそ寒や国葬にもある真と偽と
うそざむやこくそうにもあるしんとぎと(国葬・うそ寒)

[6]:老いてまたヨット一人の良夜かな
おいてまたヨットひとりのりょうやかな(良夜・)

[7]:王冠を尊ぶ人々邪心無く
おうかんをたっとぶひとびとじゃしんなく(国葬・)

[8]:厭離穢土大きな月の昇りけり
おんりえどおおきなつきののぼりけり(良夜・月)

[9]:休耕を強いられし田に秋桜
きゅうこうをしいられしたにあきざくら(秋桜・秋桜)

[10]:狂ひ花国葬論議かまびすし
くるいばなこくそうろんぎかまびすし(国葬・狂ひ花)

[11]:「国葬」に値上がる花や秋彼岸
こくそうにねあがるはなやあきひがん(国葬・秋彼岸)

[12]:国葬の沙汰ある秋や風曜日
こくそうのさたあるあきやかぜようび(国葬・秋)

[13]:国葬のパイプオルガン天高し
こくそうのパイプおるがんてんたかし(国葬・天高し)

[14]:国葬を思い出せかと曼珠沙華
こくそうをおもいだせかとまんじゅしぁげ(国葬・曼珠沙華)

[15]:宇宙とふ名のある花よ秋桜
こすもすとうなのあるはなよあきざくら(秋桜・秋桜)

[16]:コスモスと嫌いなふりをしてみた日
こすもすときらいなふりをしてみたひ(秋桜・コスモス)

[17]:コスモスのフェアリー舞いし草の原
こすもすのふぇありーまいしくさのはら(秋桜・)

[18]:コスモスや見え隠れする子の頭
こすもすやみえかくれするこのあたま(秋桜・コスモス)

[19]:再会を約した駅の秋桜
さいかいをやくしたえきのあきざくら(秋桜・秋桜)

[20]:手術して得たる七年余の良夜
しゅじゅつしてえたるしちねんよのりょうや(良夜・)

[21]:静寂に座す共白髪良夜かな
せいじゃくにざすともしらがりょうやかな(良夜・良夜)

[22]:そのふゆは空澄み渡り弔わる
そよふゆはそらすみわたりとむなわる(国葬・弔う)

[23]:民かくも慕う国葬天高し
たみかくもしたうこくそうてんたかし(国葬・天高し)

[24]:炭坑節つぶやき仰ぐ良夜かな
たんこうぶしつぶやきあおぐりょうやかな(良夜・)

[25]:外つ国の乙女の琴や秋桜
とつくにのおとめのことやあきざくら(秋桜・)

[26]:ともかくも黙祷だけは後の月
ともかくももくとうだけはのちのつき(国葬・後の月)

[27]:どこまでも道の両側秋桜
どこまでもみちのりょうがわあきざくら(秋桜・秋桜)

[28]:庭石のしらじら丸く良夜かな
にわいしにしらじらまるくりょうやかな(良夜・良夜)

[29]:肌寒く起きし良夜の床枕
はだむくおきしよしやのとこまくら(野分)

[30]:はらからもつつがなくあり良夜かな
はらからもつつがなくありりょうやかな(良夜・良夜)

[31]:春に比べ何故か寂しげ秋桜
はるにくらべなぜかさびしげあきざくら(秋桜・[山口百恵])

[32]:バスけふも市の火葬場へ秋桜
ばすきょうもしのかそうばへあきざくら(秋桜・)

[33]:まあ綺麗空見てよ空良夜かな
まあきれいそらみてよそらりょうよかな(良夜・中秋の名月[2022年])

[34]:まやかしの笑顔の遺影かまど馬
まやかしのえがおのいえいかまどうま(国葬・かまどうま)

[35]:婿殿は料理上手よ月今宵
むこどのはりょうりじょうずよつきこよい(良夜・月今宵)

[36]:無理強いの国葬哀れ秋黴雨
むりじいのこくそうあわれあきついり(国葬・秋黴雨)

[37]:名月や疼きはじむるわが詩心
めいげつやうずきはじむるわがししん(良夜・名月)

[38]:世の中は勝つてなんぼや蚯蚓鳴く
よのなかはかってなんぼやみみずなく(国葬・蚯蚓鳴く)

[39]:良夜とてどっぷりのんびり露天風呂
りょうやとてどっぷりのんびりろてんぶろ(良夜・良夜)

[40]:秋桜を一本捧げ告白す
コスモスをいっぽんささげこくはくす(秋桜・)



選句一覧 丹仙 - 2022/10/03(Mon) 06:05 No.2314   HomePage

寿美子

天の句:[4]雨あがる熱田の杜の良夜かな
今年の名月は見事でした。神さびた熱田神宮の森で仰ぐさぞかし美しかったことと共鳴します

地の句:[18]コスモスや見え隠れする子の頭
秋桜の明るさ、優しさが素敵

人の句:[34]まやかしの笑顔の遺影かまど馬
葬式とは残された人のためにする仕来りとこの頃感じています。
死者はこのような葬儀を望んでいたか?かまど馬がいささか気の毒な
きもしますが

英治

天の句:[27]どこまでも道の両側秋桜
地の句:[4]雨あがる熱田の杜の良夜かな
人の句:[9]休耕を強いられし田に秋桜
素人

天の句:[30]はらからもつつがなくあり良夜かな
今年はお互いに元気で名月を共有できる。あと何度あることか。

地の句:[23]民かくも慕う国葬天高し
エリザベス女王の国葬。感動しました。それに比べて民の半数が反対してる国葬も強行される見通し。

人の句:[9]休耕を強いられし田に秋桜
あるある感に一票。

しゐ

天の句:[18]コスモスや見え隠れする子の頭
その姿、その声の何と愛おしいこと。

地の句:[3]あそび田の風の饒舌秋ざくら
コスモスと風のおしゃべり。今日は風の声がややまさっているもよう。

人の句:[28]庭石のしらじら丸く良夜かな
静かにふけていく今宵。

春愁

天の句:[6]老いてまたヨット一人の良夜かな
海図なき余生もまた良かれ

地の句:[8]厭離穢土大きな月の昇りけり
今年の中秋の名月は、きれいでした

人の句:[21]静寂に座す共白髪良夜かな
子育ても終わり、二人

実生

天の句:[24]炭坑節つぶやき仰ぐ良夜かな
良夜にふさわしい。今年は大きく、くっきりと見えた。

地の句:[19]再会を約した駅の秋桜
ロマンチックな、私の近くにはこのような駅なし。

人の句:[5]うそ寒や国葬にもある真と偽と
国葬にふさわしいか。

鈴居

天の句:[4]雨あがる熱田の杜の良夜かな
静かな夜でしょうか。

地の句:[7]王冠を尊ぶ人々邪心無く
イギリス国民をを見習って、形はどうあれ、国に尽くした人に国民か心のこもった哀悼の尽くせる葬儀にして欲しい。

人の句:[19]再会を約した駅の秋桜
秋桜がひっそりとしていてよいですね。

風子

天の句:[11]「国葬」に値上がる花や秋彼岸
飛んだところにとばっちりですね。コロナで散々国費を使っている上にどこからこの費用は湧いて来るのか不思議です。

地の句:[24]炭坑節つぶやき仰ぐ良夜かな
「月が〜出た出た〜月が出た〜』良い歌ですね。NYに長く生活しましたが炭坑節が流れると体が自然に踊り出したものです。日本人であることを自覚しました。

人の句:[27]どこまでも道の両側秋桜
シンプルに秋桜の有り様を表現して素敵です。

明子

天の句:[9]休耕を強いられし田に秋桜
あの明るい美しさの裏にあるものを考えさせられます。

地の句:[20]手術して得たる七年余の良夜
大切な大切な七年です。

人の句:[30]はらからもつつがなくあり良夜かな
もう言う事はありません。

素蘭

天の句:[40]秋桜を一本捧げ告白す
調和か混沌か、その後の展開が気になる。。。

地の句:[6]老いてまたヨット一人の良夜かな
良夜のクルージングなら最高でしょうね。
さりながら今年の台風、かの赤帆ヨットとヨットマンは…なんくるないさー?

人の句:[38]世の中は勝つてなんぼや蚯蚓鳴く
負けるが勝ちとも、、、

秋童子

天の句:[3]あそび田の風の饒舌秋ざくら
「あそび田」「風の饒舌」という表現、平仮名と漢字の絶妙なバランスに惹かれました。

地の句:[25]外つ国の乙女の琴や秋桜
パンドゥーラを奏でるウクライナの女性でしょうか。日本での暮らしに、少しでも幸あれと願うばかりです。

人の句:[40]秋桜を一本捧げ告白す
コスモスで「告白」ですか!?

翔河川

天の句:[21]静寂に座す共白髪良夜かな
喋らなくても

地の句:[24]炭坑節つぶやき仰ぐ良夜かな
見上げながら

人の句:[30]はらからもつつがなくあり良夜かな
同胞が元気で

丹仙

天の句:[4]雨あがる熱田の杜の良夜かな
語調がが快く、良夜の句にふさわしい。

地の句:[18]コスモスや見え隠れする子の頭
コスモスの佇まいが、見え隠れする子供の様子に重なり詩情を醸し出している。

人の句:[3]あそび田の風の饒舌秋ざくら
風の饒舌という表現に惹かれました。

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